健康科学部

臨床検査学科

Department of Medical Laboratory Science

教育の特色

distinguished

病気の診断と治療に必要な臨床検査について学び、
最新の医療現場で活躍できる
実践能力を養成します。

最新の医療の現場で活躍できる
実践能力を養成。

臨床検査技師免許取得と就職までの進路

career design

卒業
(臨床検査技師国 家試験受験資格)
学士(臨床検査学)取得


4年間で高度な臨床検査学の専門性を習得、さらに学士と臨床検査技師国家試験受験資格を取得



※臨床検査技師国家試験合格

臨床検査技師

学科長からのメッセージ

message

四年制大学における新たな臨床検査技師養成
―身体からのシグナルを捉える医療専門職を目指して―

健康科学部 臨床検査学科
学科長
富永 麻理

高知学園は、昭和43年度より、短期大学として臨床検査技師養成に取組んで参りました。平成13年には専攻科応用生命科学専攻を設置し、大学改革支援・学位授与機構認定の学士の資格取得も可能となり、短期大学3年に専攻科1年を加え、実質4年間の教育体制を整えてきました。これまで、2300余名の卒業生が、全国の病院、検査センター、臨床検査関連機器メーカー、大学などの教育研究施設で活躍しています。50数年の歴史と伝統を礎に、令和2年4月に、高知学園大学健康科学部臨床検査学科が開学し、第1期生を迎えました。
臨床検査技師は、医師が病気の診断や治療方針の決定、経過観察や治療効果の判定を行うために必要な検査を行います。具体的には、患者さんから採取された血液や尿などに含まれる成分を分析したり、細胞を観察したり、検査機器を用いて患者さんの臓器や血管の働きを調べたりすることで、患者さんの身体から発信される病気のシグナルをいち早く捉え、検査結果という形で医師に情報を提供する医療専門職です。近年、臨床検査技師に求められる役割も拡大し、新たな検査技術の開発、検査の質保証、検査結果と病態を繋げる解析力、患者さんへの検査前説明、検査の実施や実施後の結果説明、チーム医療の一員として臨床検査の立場から発信する力なども含まれています。
臨床検査学科では、このような社会の求めに応じるため、カリキュラムに、「教養・基礎科目」、「専門基礎科目」、「専門科目」を配置しました。これらの科目の講義・実習・演習を通して、人体の健康状態を解析できる臨床検査の知識や技能、臨床検査分野の課題を探求し問題解決を図る能力、責任感・倫理観やコミュニケーション能力の習得を目指します。特に高知県の抱える医療の問題点を臨床検査の立場で考え、高知県が掲げる「日本一の健康長寿県構想」に貢献する地域医療を支える人材育成が大きな目標です。
本学科が、「身体からのシグナルを捉える臨床検査技師として活躍したい」という皆さんの想いを実現する場となることを確信しています。